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切込み型(切起こし型)について

切込み型のプレス加工とは、一般的に、プレスストロークの中でワーク(母材)にパンチが入り切断され、そこから更にプレスが降下する過程でワークが曲げられる事で、部分的に材料が起こされる形状が作られる加工を言います。

また、順送金型で絞り加工形状の製品を加工する場合には、製品とコイル材を繋ぐランスロット部の加工に切込みを入れる方式があります。ワークに切込みを入れる事で、絞り加工時の材料の流れによるコイル材(母材)の変形が発生することを、防止する為に行うことがあります。

切起こし加工の事例と金型断面形状

切り起こし形状の加工例

上図は切起こし加工の事例ですが、3カ所の切断部と1カ所の曲げ部で構成されています。この加工の金型断面形状を下図に示します。

切り起こし形状の加工状態

ワークセット後のプレス機を起動するとラムが下降し、ストリッパプレートでワークを保持します、その状態で更に加工すると、パンチがワークに入り切断をしていきます、この時にはダイス部は空間となっている事で切断されたワークは変形しながら切れていきます。その後、プレス機が下死点位置まで降下した状態でワークは圧縮成形され上図「切り起こし形状の加工例」の様な形状となります。

ルーバー加工

ルーバー加工

切起こし加工は上図の様に、ルーバー形状に成形する工法も有ります。ルーバー加工は主に機械装置内の冷却等を目的に設置されますが、設備内に粉塵や水が直接入らない様に“ひさし形状”に成形されています。

切り込み加工の応用:ランスロット加工

切込み加工の応用として、順送金型で絞り加工を行う場合のランスロット加工が有ります。この加工は下図に示す様に絞り成形部の周辺にスリット加工を施します。スリットは2種類あり、コイル材の材料幅方向(黒線)と材料の送り方向(赤線)に切込みを入れます。その状態で絞り加工を行うと、絞り成形部とコイル材の間にブリッジ(製品と材料の橋渡し)が形成され、コイル材が絞り加工時の成形に影響される事無く加工が出来ます。

このスリット加工によるランスロットの利点は、材料歩留まりを改善する点に有ります。しかし、スリットを入れる際にパンチで材料を擦るため、切りくずやひげバリが出やすく製品に打痕、傷等の外観不良が出やすいというデメリットもあります。

スリット加工の事例

 

 

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当記事では、切込み型についてご説明させて頂きました。以下にて、プレス金型・プレス加工に関するコラムを掲載しております。是非ご確認ください。

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