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板金加工:板金加工(工場板金)の全体像について

板金加工について

弊社の表記は「鈑金」ですが、広く多くの方に知って頂きたいので「板金」として表現をしていきます。当社の「鈑金」へのこだわりは、「金属の板を色々なノウハウを活用し精度よく加工する!」所にあります。しかし世間一般には、「板金」の方が「馴染みやすい」「解りやすい」といった事から当コラムでは後者の「板金」を用いていきます。

板金加工は、一般的に「製缶」「工場板金」「建築板金」「自動車板金」等が有ります、この中で弊社が行っているのが「工場板金」となります。

先に述べたプレス加工技術のコラムと重複する部分が出てきますが、「工場板金」について述べていきたいと思います。

板金加工の全体像について

板金加工ではお客様からの部品図面を頂きますと、下表に示すような工程を経て完成品までの製造をします。

 

製品図面の受領時には、図面スペックはもちろんですが、お客様が指定される要求事項についても合わせて確認させていただく事で、製品機能とお客様の要求事項についても満足する製品の加工に勤めさせていただきます。また、弊社の「ワンストップサービスプラス活動」は製品図面の機能を満足しつつ、より造りやすく最適なQCDとなる製品形状への提案で、弊社がお客様のパートナー企業となり、共に発展する事を目的としています。

部品展開

部品展開の段階では、お客様からの図面や要求事項を基に部品の展開形状の検討を行います。また、企画台数(製品寿命(生産期間))や年間生産数量の情報を基に設備生産能力についても検討を行います。

この検討結果を基に加工設備の決定を行い状況に応じて設備増設や、外注加工の検討も合わせて行います。また、この段階で必要な部品構成を明確にする事で、加工部品、購入部品、表面処理までの加工工程の全体が決まる重要な工程となります。

部品加工

展開工程が完了すると、CADデータを基に材料の手配、CAMを作成し生産機への加工指令を準備します。また、生産工程への生産計画を行い構成する部品加工を行います。弊社内で製作していないボルト、ナットなどの切削部品については外注加工先への手配も合わせて行います。

板金加工の部品加工では、外形加工(ブランク加工)、部品の仕分け(複数種類の部品取りの場合)、エッジ仕上げを経て曲げ加工を行います。曲げ加工まで完了すると、構成部品を集約し、溶接による接合加工を行い。完了となります。

板金加工の場合には、この構成する部品が2点から数十点となるものまであり、製品サイズも手の平サイズから畳1畳サイズ以上の物まであり、生産数量も1個/月から数百個/月までの多種多様な製品を対応しています。

板金加工のメリット

特に板金加工のメリットは、専用の金型等を使用せず汎用設備を用いフレキシブルな生産が可能であるところです。デメリットでは、大量生産に向かない事があげられます。ブランク加工のみであればよいのですが、曲げや溶接と言った複数の工程を踏まえて製作する場合には生産数量に制約が発生します。

 

「板金加工」の加工工程の全体像は今までに述べて様なものですが、これからは、工程毎に詳しく説明していきたいと思います。

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