プレス・パイプ・板金・溶接加工 他社にはできない困難な課題を解決
金属塑性加工.com

ブラケット部品 タップ・圧入・検査装置工程内不良0

Before



プレス事業部ではブラケット部品を以下の工程で生産しています。
工程フロー:① プレス → ② 溶接 → ③ タップ → ④ ブッシュ圧入 → ⑤ 幅検査 → ⑥ ブッシュ向き検査(最終工程)
最終工程のブッシュ向き検査において、良品を誤って不良と判定する事象が継続的に発生していました。直近の実績は以下の通りです。

・生産台数:565台/日
・NG(誤判定)台数:17台/日
・誤判定率:約3.0%
※検査の閾値は70で、70以下はNG判定となります。
上記のとおり誤判定率が高く、早急な改善が必要でしたが、改善にかかる費用やTMロボットを操作できる人材が社内におらず、
メーカーとの日程調整が必要な状況でした。

After



TMロボットの操作やメンテナンスに関する知識が社内になく、これまではすべてメーカーに調整を依頼していました。
今回、外部講習を受講したことで社内対応が可能となり、カメラ位置の調整と閾値の見直しを実施しました。
これにより認識レンジを従来の「70~80」から「70~90」へ拡大でき、誤判定が解消され、外注に頼らず対応できる体制を構築しました。

改善内容
・カメラ撮影位置を、ブッシュの向きがより判別しやすい位置へティーチング修正・追加
改善効果
・誤判定率:0%
・再投入時間の短縮による人件費削減:130,560円/年
・外注費削減(30,000円/回 × 複数回):年間30,000円以上
→ 合計効果:160,560円/年 + α

POINT

このように弊社では部品加工や組立を含めた各種製造プロセスにおいて、品質向上や作業効率改善に向けた取り組みを積極的に行っております。

金属塑性加工.comを運営する高橋金属は、徹底した現場改善意識を持ち、小さなことでも改善を繰り返すことで、皆様に製造リードタイムの短縮やコストダウン、そして高品質化というメリットを提供します。弊社では組立用治具も内製化しており、上記のような改善が必要な場合も内製化していることでレスポンス良く対応が可能となります。

 

事例一覧

技術コラム 人気記事
板金加工:レーザ溶接の歴史 各種発振方法について
板金加工:曲げ加工に必要な荷重計算
板金加工:ファイバーレーザによる発振方法とレーザ溶接の設備構成
板金加工: 曲げ加工の3つの工法
板金加工:レーザ溶接の現象・特徴・応用と今後の展望
板金・パイプ・プレス・溶接
加工品事例
自動車
農機・建設機器
船舶
食品・衛生機器
医療機器
エネルギー関連機器
計測・分析機器
介護・健康関連機器
環境関連機器
ロボット・AI
その他
物流
半導体製造装置
電池・バッテリー関連
完成品・ユニット品組立
OEM生産事例
農機・建設機器
船舶
エネルギー関連機器
環境関連機器
その他
VA・VE事例
プレス加工
板金加工
溶接加工

お気軽にご相談ください

金属塑性加工.comを運営する高橋金属は、設計から金属加工、そして完成品組立まで一貫した生産が可能な、国内有数の企業です。培ってきたノウハウや研究開発により生み出した独自技術を用いて、皆様に最大限のメリットを提供します。

お問い合わせ
資料ダウンロード