船舶用尿素SCRシステム用板金加工品

加工品実績・事例：船舶用尿素SCRシステム用板金加工品

製品分類	SCRシステム用板金加工品	加工内容	板金加工、溶接加工
業界	環境関連機器	寸法	L1050×W2800×H1300
材料	SPHC・SS400	コア技術	溶接熱歪解析技術プレスFEM解析技術

加工品実績・事例の説明

船舶用尿素SCRシステムの一部となる、板金加工品を製造しました。尿素SCRシステムとは、排気ガス浄化技術の一つでディーゼルエンジンの排気中窒素酸化物を浄化させるものです。船舶だけでなくディーゼルエンジンが搭載される乗用車や小型トラックでも使用され、クリーンディーゼルを実現する上で欠かせないシステムです。
材料はSPHCとSS400を使用しました。タレットパンチプレス機やレーザー加工機で切断し、プレスブレーキによる曲げ加工により、約100種の板金部品を製造しました。また、熟練した作業者によるハンド溶接と11軸の多軸ロボット溶接機を駆使し溶接しました。11軸のロボットを使用することで、大型部品の設置位置・向きの変更を溶接過程で行う必要がなく、大幅な工数削減を実現しました。11軸の多軸ロボットと熟練した作業者によるハンド溶接を組み合わせることで、最短工数を実現し、また高品質な大型溶接加工品を生産することができました。
髙橋金属では、板金加工専用工場に8台の溶接ロボットを保有しております。また、11軸の溶接ロボットの他、8軸と9軸のロボットを保有しております。これらの溶接ロボットと日本海事協会溶接技量認定を受けた5名の熟練した作業者によるハンド溶接で、船舶を始めとした様々な業界の大型板金加工品を「最適コスト」「高品質」で製作させて頂きます。お気軽にお問合せください。