溶接熱歪み解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。
溶接品の寸法精度の保証は、溶接時にかかる入熱による歪みをいかに最小にするかにかかっています。溶接熱歪み解析技術を活用することにより、溶接時に発生する歪みを事前に予測でき、溶接冶具の設計に反映させることで、高精度・高品質の溶接部品製作を可能とします。 また、冶具修正の費用を削減でき、溶接冶具修正に伴う生産までのリードタイム長期化を避けることが可能となります。
また、当社はプレスFEM解析技術→溶接熱歪み解析技術を合わせて用いることで、プレス品の解析から接合時の解析が一貫して可能であり、最短で工程の全体最適化が実現できます。
従来は、溶接加工品を高精度・高品質に仕上げるために、試作品の製造→溶接冶具の設計というプロセスを繰り返していました。実際に溶接品を製作することで、どのような歪みが発生するのかを確認する必要があったからです。溶接冶具の修正を複数回繰り返すことで、溶接冶具設計・製作費が余分に発生します。また、もちろん溶接冶具の製造リードタイムも必要で、量産までのリードタイムが長期化するという問題もありました。
溶接熱歪み解析技術を用いることで、事前に溶接時の歪みを判断できるため、最適な溶接冶具の製造が可能になります。溶接冶具の修正・再製作が不要になることで、コストダウンが実現できます。また、数値化された歪み予測をもとにした溶接冶具の製作により、高精度・高品質な溶接部品の製造が可能となります。
先端金属加工技術研究所の溶接熱歪み解析技術を用いることで、下記のメリットを提供します。
溶接品の歪みを事前に予測できるため、最適な溶接冶具を製作でき、品質向上を実現できます。
溶接治具の修正・再製作を不要とし、コストダウンが可能となります。
歪み予測により治具設計スピードの向上が可能で、また、溶接冶具の修正も不要になることから量産までのリードタイムを短縮できます。
先端金属加工技術研究所は、溶接熱歪解析技術を用いて製造した製品を、様々な業界に納入させて頂きました。事例を紹介させて頂きます。
先端金属加工技術研究所は、部品加工における製造コスト削減や高付加価値化・品質向上を可能にする技術開発に注力しています。その領域は、板金加工・プレス加工・パイプ加工・溶接加工・解析技術と5つの分野にまたがります。ねじ加工において、製造コスト削減や短納期化というご要望をお持ちのかた、是非お気軽にお問合せください。 また、当研究所ではお客様と共同開発したコア技術を多数持ちます。お客様のニーズと直に接することにより、皆様の課題を次世代の基盤技術で解決することが可能です。金属加工において、コスト面及び機能面でお悩みをお持ちの皆様、どのようなことでもお気軽にご相談ください。共同開発を含めたベストなご提案をさせて頂きます。
ファイバーレーザー溶接を用いた表面処理鋼板材 ヘリ接手溶接工法を持ちることで、設計の自由度が上がり、さらにコストダウン・生産性の向上が可能となります。
ファイバーレーザー溶接を用いた表面処理鋼板材 重ね溶接工法は、表面処理鋼板材同士を密着した状態で高品質に接合する技術です。
ダイヤカットリフレクタとは、当社の高度コア技術である鏡面プレス加工技術を応用して開発された鏡面加工技術です。
奇数鏡面加工技術とは、当社の高度コア技術である鏡面プレス加工技術を応用して開発された鏡面加工技術です。
溶接熱歪み解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。
プレスFEM解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。当解析技術により、当社が得意とする、コストダウン・高品質化を実現する最適な工法変換提案が可能となります。
表面処理鋼板材接合技術とは、溶融メッキ鋼板材のような防錆・耐食性を高める目的で表面処理を行った材料を、安定的な強度で重ね溶接するプレス加工とファイバーレーザ溶接加工の複合技術です。
Fe+AL Fe+Cu 異材接合技術とは、ファイバーレーザー溶接機を用いてFe(鉄)+AL(アルミニウム)、Fe(鉄)+Cu(銅)の接合を可能とする技術です。
板鍛造加工技術とは、板鍛造プレス加工を用いて、最終形状を成型する技術です。冷間鍛造技術の一種となり、常温にて被加工材に荷重を掛ける事により材料の塑性流動を促し成型することが可能です。
オンザフライ溶接工法では、溶接ポイントとガルバノスキャナヘッドを把持したロボットの動作軌跡を同期化する事で、ロボットを停止させる事なく溶接することができます。
シームトラッキング溶接工法とは、溶接位置を事前にモニタリングし溶接位置を追従補正することで、安定した溶接が可能となる技術です。
平成25年第5回ものづくり日本大賞 製品・技術開発部受賞
鏡面プレス加工技術とは、特殊冷間プレス加工工法によりプレス加工のみで鏡面部表面粗さRa0.02以下の鏡面成型を実現する技術です。
平成29年第7回 ものづくり日本大賞特別賞受賞
型内ネジ転造加工技術は、「精密板鍛造プレスによる高精度ネットシェイプ成形」と「カム式金型内ネジ転造システム」を組み合わせたもので、プレス1ストロークで成形とネジ加工を行います。