シームトラッキング溶接工法とは、溶接位置を事前にモニタリングし溶接位置を追従補正することで、安定した溶接が可能となる技術です。 ファイバーレーザ溶接では、極小範囲に高出力のレーザ光を照射する事により複数部材を接合しますが、突合せ溶接・隅肉溶接の場合においては、照射位置のズレにより接合不良が発生する可能性があります。そのため、接合精度の向上のため、加工治具により部品位置決め精度を向上させることが重要です。また、より安定的に接合するためには、ワークセットごとに溶接位置を確認する必要があります。シームトラッキング技術を活用することにより、調整作業がなくなり段取り時間の削減や安定した突合せ・隅肉溶接が可能になります。
従来のファイバーレーザ溶接は、ワークセットごとに溶接位置の調整が必要となります。例えば、±0.1mmの精度で製作される板金加工品の場合、0.2mmのばらつきがあることになります。0.2mmのばらつきが溶接位置のずれにつながり接合強度不足につながるため、ワークセットの細かな調整作業が必要となります。この調整作業は、ロボットティーチングで行われ、30秒/1か所程度の時間を要すため、溶接個所が多い場合、調整作業が長時間化してしまいます。また、ロボットティーチングは人的に行われれるため、溶接不良の発生につながります。
シームトラッキング技術を用いたファイバーレーザ溶接は、たとえ0.2mmのばらつきがあったとしても、溶接位置を事前にモニタリングし溶接位置を追従補正するため、ワークセットごとの位置決め調整が不要となります。従来生じていた30秒/1か所の調整作業が不要となり、大幅な工数削減につながります。また、ロボットティーチングの人的ミスも削減し、溶接不良の発生リスクを低減させることが可能となります。
先端金属加工技術研究所のシームトラッキング溶接技術を用いることには、以下のメリットがあります。
ロボットティーチングなしで溶接位置の精度が0.05mm以内となり、ばらつきがなく高品質な接合が可能となります、
ワークセット時の位置決め確認及び調整が不要のため、加工時間が短縮でき、製造リードタイムを1/2に短縮できます。
ワークセット時の位置決め確認及び調整が不要となり、工数が1/2に削減できます。
先端金属加工技術研究所は、部品加工における製造コスト削減や高付加価値化・品質向上を可能にする技術開発に注力しています。その領域は、板金加工・プレス加工・パイプ加工・溶接加工・解析技術と5つの分野にまたがります。ねじ加工において、製造コスト削減や短納期化というご要望をお持ちのかた、是非お気軽にお問合せください。 また、当研究所ではお客様と共同開発したコア技術を多数持ちます。お客様のニーズと直に接することにより、皆様の課題を次世代の基盤技術で解決することが可能です。金属加工において、コスト面及び機能面でお悩みをお持ちの皆様、どのようなことでもお気軽にご相談ください。共同開発を含めたベストなご提案をさせて頂きます。
ファイバーレーザー溶接を用いた表面処理鋼板材 ヘリ接手溶接工法を持ちることで、設計の自由度が上がり、さらにコストダウン・生産性の向上が可能となります。
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プレスFEM解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。当解析技術により、当社が得意とする、コストダウン・高品質化を実現する最適な工法変換提案が可能となります。
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シームトラッキング溶接工法とは、溶接位置を事前にモニタリングし溶接位置を追従補正することで、安定した溶接が可能となる技術です。
平成25年第5回ものづくり日本大賞 製品・技術開発部受賞
鏡面プレス加工技術とは、特殊冷間プレス加工工法によりプレス加工のみで鏡面部表面粗さRa0.02以下の鏡面成型を実現する技術です。
平成29年第7回 ものづくり日本大賞特別賞受賞
型内ネジ転造加工技術は、「精密板鍛造プレスによる高精度ネットシェイプ成形」と「カム式金型内ネジ転造システム」を組み合わせたもので、プレス1ストロークで成形とネジ加工を行います。