Fe+AL Fe+Cu 異材接合技術とは、ファイバーレーザー溶接機を用いてFe(鉄)+AL(アルミニウム)、Fe(鉄)+Cu(銅)の接合を可能とする技術です。Tig溶接やMig溶接などのアーク溶接では、2部材を融合させることができず異材溶接が困難でした。また、溶接が困難なため、Fe+Alの板金加工品はボルト止めやリベットでの締結が一般的となっています。接着材による接合を行うこともありますが、高額でありコスト面で課題が生じていました。 当技術は、例えばFe+Alを接合する場合、アルミ側に金属間化合物を最小にする溶接条件(出力やスピードなどの変数)を設定しファイバーレーザー溶接機にて溶接することで、異材の接合を可能としております。
アーク溶接や抵抗溶接によるFe+Al、Fe+Cuの異材接合は困難なため、ボルトやリベットで異材を接合しますが、部品点数が多くなり加工コスト・管理コストが上昇してしまいます。また、ボルト・リベットの取り付け範囲を考慮することが必要なため、ワークサイズが大きくなり重量の増加につながります。 さらに、ボルト・リベットでの接合は、組立加工が必要となりますので製造リードタイムの長期化につながっています。
当社のコア技術である異材接合技術を用いて溶接を行うことで、Fe+AL、Fe+Cuなどの異材接合が可能となります。溶接にて接合することで、ボルトやリベットなどの接合部品が必要なくなり、加工コスト及び管理コストが低減します。接合部品サイズを考慮した製品設計をする必要がなくなり、小型化・軽量化も実現できます。また、当接合技術はファイバーレーザ溶接機を用いますので、組立加工のような人的作業を必要とせず、工数削減が可能となります。
先端金属加工技術研究所が開発した、Fe+AL Fe+Cu 異材接合技術は、下記のメリットを提供します。
ボルト・リベットを使用しないことで部品・加工コストを低減できます。
ボルト・リベットなどの接合部品サイズを考慮する必要がなくなり、軽量化・小型化が可能となります。
組立加工をファイバーレーザ溶接に置き換えるため、組立工数を削減でき製造リードタイムを短縮できます。
先端金属加工技術研究所は、部品加工における製造コスト削減や高付加価値化・品質向上を可能にする技術開発に注力しています。その領域は、板金加工・プレス加工・パイプ加工・溶接加工・解析技術と5つの分野にまたがります。ねじ加工において、製造コスト削減や短納期化というご要望をお持ちのかた、是非お気軽にお問合せください。 また、当研究所ではお客様と共同開発したコア技術を多数持ちます。お客様のニーズと直に接することにより、皆様の課題を次世代の基盤技術で解決することが可能です。金属加工において、コスト面及び機能面でお悩みをお持ちの皆様、どのようなことでもお気軽にご相談ください。共同開発を含めたベストなご提案をさせて頂きます。
ファイバーレーザー溶接を用いた表面処理鋼板材 ヘリ接手溶接工法を持ちることで、設計の自由度が上がり、さらにコストダウン・生産性の向上が可能となります。
ファイバーレーザー溶接を用いた表面処理鋼板材 重ね溶接工法は、表面処理鋼板材同士を密着した状態で高品質に接合する技術です。
ダイヤカットリフレクタとは、当社の高度コア技術である鏡面プレス加工技術を応用して開発された鏡面加工技術です。
奇数鏡面加工技術とは、当社の高度コア技術である鏡面プレス加工技術を応用して開発された鏡面加工技術です。
溶接熱歪み解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。
プレスFEM解析技術とは、有限要素解析法を用いた解析技術です。当解析技術により、当社が得意とする、コストダウン・高品質化を実現する最適な工法変換提案が可能となります。
表面処理鋼板材接合技術とは、溶融メッキ鋼板材のような防錆・耐食性を高める目的で表面処理を行った材料を、安定的な強度で重ね溶接するプレス加工とファイバーレーザ溶接加工の複合技術です。
Fe+AL Fe+Cu 異材接合技術とは、ファイバーレーザー溶接機を用いてFe(鉄)+AL(アルミニウム)、Fe(鉄)+Cu(銅)の接合を可能とする技術です。
板鍛造加工技術とは、板鍛造プレス加工を用いて、最終形状を成型する技術です。冷間鍛造技術の一種となり、常温にて被加工材に荷重を掛ける事により材料の塑性流動を促し成型することが可能です。
オンザフライ溶接工法では、溶接ポイントとガルバノスキャナヘッドを把持したロボットの動作軌跡を同期化する事で、ロボットを停止させる事なく溶接することができます。
シームトラッキング溶接工法とは、溶接位置を事前にモニタリングし溶接位置を追従補正することで、安定した溶接が可能となる技術です。
平成25年第5回ものづくり日本大賞 製品・技術開発部受賞
鏡面プレス加工技術とは、特殊冷間プレス加工工法によりプレス加工のみで鏡面部表面粗さRa0.02以下の鏡面成型を実現する技術です。
平成29年第7回 ものづくり日本大賞特別賞受賞
型内ネジ転造加工技術は、「精密板鍛造プレスによる高精度ネットシェイプ成形」と「カム式金型内ネジ転造システム」を組み合わせたもので、プレス1ストロークで成形とネジ加工を行います。